事例

導入事例

六興電気株式会社様に聞く

六興電気株式会社

六興電気株式会社は、電気設備工事、空調・給排水設備工事を行っている企業です。2011年より電気工事の設計にIJCADを導入し積極活用しています。管理本部・システム開発部・課長 川上貴司氏、東京第二支店・工事部・工務主任 緑川純子氏、東京第三支店・技術主任 竹田有里氏にIJCADの導入経緯と評価について詳しくお話を伺いました。

マンションと米軍基地の電気工事に強い六興電気株式会社


IJCADの電気メニューの開発を
行なっている川上課長

─まず、最初に六興電気株式会社の業務内容について教えてください。

六興電気は、大型マンションと米軍基地内の電気工事に強い企業です。

大型マンション工事は、非常にコストが厳しいのですが積極的なチャレンジによって、業界でトップクラスの施工実績と知名度を獲得しています。マンション工事で多く使う部材は自社で作ることで利益を出す体質にしています。

また、米軍工事では、三沢、横田、岩国、沖縄、グアムなどにある基地内の電気工事を行っています。図面や仕様、規格等が全てアメリカ仕様になるので、その理解や輸入資材の集中購買を行うなど各支店のサポート、さらに、外資系の客先や対米軍への営業とそれに伴う英文契約を行っているグローバルサポート部という部署を置いています。

六興電気株式会社では、IJCADをどのように活用しているのか

─IJCADの活用方法について教えて下さい。

IJCADは、大型マンションや米軍基地の電気工事の設計と施工図で利用しています。2011年から支店ごとに導入を検討しており、今後も順次増やしていく予定です。

また、弊社では、電気設備の設計用に図面で使用される2000個以上のシンボルパーツを作っています。これにより、電気設備の図面を描く上で作業効率をあげることができます。

※ 電気設備用のシンボルパーツは、dwg、dxf、jwsのデータ形式で「CADシンボルテキスト」としてCDを添付した書籍で販売されています。

IJCADを導入する前の課題について


IJCADの評価を行なった
緑川工務主任

─IJCADを導入する前の課題について教えて下さい。

課題は、AutoCADのライセンス費用が高かったことです。元々は、電気設備専用の高価なCADを使っていました。バブル景気の頃は、専用CADを入れていましたが、景気が悪くなると新たにライセンスを増やすのも保守料も馬鹿にならない。だからと言って手書きに戻ることもできない。そこで、1995年ころから汎用CADであるAutoCADの導入を始めました。当時は、ゼネコンもAutoCADを導入し始めた頃でしたので、全社でLT版を累計200ライセンスほど購入しました。

こうして導入したAutoCADですが、ライセンス数が増えて技術者に1ライセンスずつ使用できる環境にするようになると、バージョンアップする費用や新しくライセンスを購入する場合の価格が高いことがネックになってきました。

IJCAD導入のきっかけ


「是非、評価版を使ってみて欲しい」
と語る竹田技術主任

─IJCAD導入のきっかけについて教えてください。

ライセンスの購入費用が問題になった頃に、AutoCAD互換の製品を売り込みに来られた営業の方が弊社の元社員だったので、この製品(以降「A社CAD」)を検討してみることにしました。検討するのであれば、他のAutoCAD互換の製品を調べ比較検討することになりました。その中の一つがIJCADです。

また、弊社は、ソフト開発を行うシステム開発室という部門もありますので、開発したらどうだろうということでIntelliCADも検証対象にしました。海外のIntellliCADなので当然のことながらユーザーインターフェースが英語のままなので、ひとつひとつメニューを突き合わせれば判るのですが、これでは、開発に時間がかかるだろうという判断で候補から落としました。 ※IntelliCADは、IntelliCAD Technology Consortiumに年会費を支払うことでOEMとして販売が可能で、自社でカスタマイズして使うこともできる。

IJCADを選んだ理由

─IJCADを選定にあたりどのような評価基準で選ばれたのか教えてください。

価格とアドオンアプリの開発です。弊社は、図面を描くための電気メニューをアドオンで自社開発しておりますので、AutoCADで使用していたものと同様にアドオンが開発できることが重要な選定基準のひとつでした。IJCADの場合、スタンダードライセンス以上は、LISPを使ってカスタマイズができるので、これまで使っていたのと同じメニューを作れること、同じように動作すること、作りやすいことが高評価でした。

最終的には、IJCADとA社を採用することにし、導入に際しては、各自、各部署での判断としました。

─ひとつの製品に絞らなかった理由は何故でしょうか。

比較した結果ですが、当時は、両製品に決定的な差が無く、自社で開発した電気メニューも使え、価格もほぼ同じ、過去の図面データも引き継げるので、どちらの製品を使用しても良いことにしました。

ところが、A社のCADが、その後のアフターフォローがあまり良くなかったので、事実上IJCADに一本化されてしまったわけです。

IJCADは、AutoCAD以上の機能があると評価

─IJCADの評価についてお聞かせください。

IJCAD導入から3年になりますが、弊社ではIJCADを次のように評価しております。

1.導入コストが、3分の1
ライセンスの購入価格が、3分の1になったので、導入のハードルが下がり購入しやすくなりました。
2. AutoCADライクな操作画面
クラシックメニューも含めてAutoCADの操作画面に似ています。2011年当時は、IJCADXがリリースされた時期で、AutoCADとの操作感に多少の違いはありましたが、IJCAD 2013からは、ほぼ同じ操作画面でAutoCADを使っていた技術者も操作に戸惑うこと無く利用できます。昔からのユーザーは、クラシックメニューを使う人が多いようです。
3.同一のコマンドが使える
コマンドが、同一のものを使えます。わからない時はインターネットでAutoCADのコマンドを調べれば解決する場合もあるので便利です。コマンド名やコマンドオプションは同じものが多いので、支障なく使えます。
4. PDFからCADデータへの変換ができる
PDF化された図面データをCADデータに変換することができます。これは、元々CADでPDFに変換したものに限りますが、PDFデータをCADデータに変換できるのは、私たちの知る限りではIJCADだけです。ちなみにAutoCADでは、PDFデータをCADデータに戻す機能がありません。
5.属性文字の分解ができる
図面に描かれている属性文字を保持したままブロックを分解することができます。他業者から受領した図面のレイヤ整理をする際に属性文字付ブロックの分解をすることがあるのですが、AutoCADでは属性文字付ブロックの分解をすると初期値に戻ってしまいます。
これからIJCADの導入を検討している企業へ

─これからIJCADを導入しようと考えている企業にコメントをいただけますでしょうか。

是非、体験版をダウンロードして試してみて欲しいと思います。AutoCADより価格は安いですが、機能が劣るということではありません。導入した当時は、AutoCADと比べて劣るところもありましたが、年々良くなってきています。最新の製品では、まだ完全とは言えませんが、ほぼ問題もなく使うことができます。

インテリジャパンへの今後の期待

─インテリジャパンへの今後の期待をお聞かせください。

当社は、システムメトリックス様経由で製品を購入していますが、サポートも手厚く、問合せをしたときにもすぐに対応してもらえるので助かっています。何か問題があった場合でも、こうすればできるという回答がもらえるので信頼しています。今後も、ユーザー数が増えても、変わらぬサポート体制を続けて欲しいと思います。引き続きよろしくお願いします。

川上様、緑川様、竹田様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。